MetaDefender Media Firewall
リムーバブルメディア用セキュリティ機器
MetaDefender Media Firewall
リムーバブルメディア用セキュリティ機器
セキュリティ
MetaDefender Media Firewallは、MetaDefender Kioskと併せて利用することで、リムーバブルメディア内部の危険なファイルの検出やブロックをサポートし、サイバー攻撃のリスクからシステムの防護を実現する製品です。
USBメモリやSDカード、SSDはデータの持ち運びに適しているという特性から場面を問わず多く用いられていますが、これらのリムーバブルメディアには時として、マルウェアなどの危険なファイルを含んでいる場合があります。危険なファイルを含むメディアを持ち込み、エンドポイントのデバイスに利用してしまうと、コントロールの喪失やデータ漏洩・破壊など、サイバー攻撃の被害に遭う危険性があります。
MetaDefender Media FirewallとMetaDefender Kioskを併せて導入することで、リムーバブルメディアを介してホストシステムへの侵入を試みるサイバー攻撃のリスクを大きく低減することができます。
MetaDefender Media Firewallとは
MetaDefender Media Firewallは、MetaDefender Kioskとの併用によりリムーバブルメディアの恩恵を失うことなく安全に利用することができるセキュリティ専用機器です。MetaDefender Kioskでスキャンを行ったメディアを当製品へ挿入することで、Kioskで安全性が確認された、あるいは無害化されたファイルであるかがチェックされ、チェックの結果問題がないと保証された場合にのみリムーバブルメディアへのアクセスが可能となります。
Kioskによるスキャンを行っていない場合だけでなく、スキャン後に変更が加えられたファイルやスキャン結果自体が改竄されている場合にもリムーバブルメディアへのアクセスは許可されないため、当製品を利用することでKioskを用いるメリットを最大化し、ホストシステムでリムーバブルメディアを利用する局面に対して多重のセキュリティ対策を施すことが可能です。
MetaDefender Media Firewall製品仕様
対応メディアタイプ |
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対応ファイルシステム | FAT、NTFS、Ext |
対応ファイルサイズ | 64GB以内 |
動作温度範囲 | -5℃~40℃ |
電源 |
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寸法 | W:180 x D:200 x H:45 (mm) |
重量 | 約1.07kg |
材質 | 金属およびABS樹脂 |
設置規格 | VESA 75 |
適合規格・認証 | VCCI、FCC、CE、UKCA、UL/cUL、IC |
当製品は、MetaDefender Kioskによるスキャンを行ったリムーバブルメディアに対して使用する製品です!
MetaDefender Kioskについてはこちら
⇒OPSWAT MetaDefender Kiosk
※本製品ページに掲載の情報(画像や仕様など)はいずれも2024年7月現在のものであり、予告なく変更となる可能性がございます。最新の情報につきましては、お手数ですが営業担当までお問い合わせ下さい。
主要な特徴と機能
MetaDefender Media Firewallは一般的なリムーバブルメディアに対応しており、MetaDefender Kioskがスキャンを行い危険性が検出されなかったもののみをアクセス可能な状態として読み込みます。Kioskによるスキャン処理が行われていないファイルや危険なファイルについては自動的にブロックされます。
またホストとなるコンピュータやSCADAなどのシステムにソフトウェアをインストールする必要はなく、有線で接続することで即座に利用開始できるため、非常に導入も容易です。
- MetaDefender Kioskで危険性が検出されなかったメディアであることを担保
- USB-A、USB-C、SD、microSD、CFなど一般的なリムーバブルメディアに対応
- ホストコンピューター・SCADAへのソフトウェアインストールが不要
- 有線接続することですぐに利用開始可能
- ホストシステムへブートセクター保護を提供
- ローカル管理(ホストシステム使用)、リモート管理(イーサネット経由、myOPSWAT使用)の双方に対応
- NERC CIP、NIST 800-53、ISA 62443、ISO 27001などの各種ポリシーや規制等への準拠をサポート
リムーバブルメディアの安全性検証手法
MetaDefender Media Firewallは、MetaDefender Kioskのスキャンで危険性が検出されなかったもののみアクセス可能な状態として読み込む機能を提供します。
この機能は以下に示すMedia Manifestを用いた手法で実現されています。
- リムーバブルメディアをMetaDefender Kioskに挿入すると、KioskはMetaDefender Coreにメディア内のファイル情報を送信し、アンチウイルスエンジンによるファイルスキャンを実行します。
- ファイルスキャンの実行後、MetaDefender Coreはスキャン結果に基づき、ファイルの安全性を証明するMedia Manifestを生成します。
- MetaDefender Kioskは、MetaDefender CoreからリムーバブルメディアへMedia Manifestをダウンロードします。
- Kioskによるスキャンを行ったリムーバブルメディアをMetaDefender Media Firewallに挿入すると、Media Firewallはリムーバブルメディア内のMedia Manifestを参照します。
- 参照したMedia Manifestにより、リムーバブルメディア内には安全なファイルのみが含まれていると判断されると、リムーバブルメディア内ファイルへのアクセスが可能になります。
スキャン後に生成されるMedia Manifestには、スキャンによって安全性が確認されたすべてのファイルのハッシュが含まれており、Media Firewallはこのハッシュがリムーバブルメディア内に含まれる各ファイルのハッシュと一致しているかを照合しています。
そのため、Media Manifest内にハッシュのないファイルはKioskによる安全性が確認出来ていないと判断され、アクセスをブロックすることができます。またKioskによるスキャン後にファイルの内容が変更された場合は、Media Manifestに含まれている安全性が確認されたファイルのハッシュと変更されたファイルのハッシュが一致しなくなるため、こちらも安全性は未確認であるとしてアクセスがブロックされます。
当製品は、MetaDefender Kioskによるスキャンを行ったリムーバブルメディアに対して使用する製品です!
MetaDefender Kioskについてはこちら
⇒OPSWAT MetaDefender Kiosk