MetaDefender Driveは、隔離されたネットワーク環境内に持ち込まれるノートパソコンなどがマルウェア等の脅威を含んでいないか検査し、ネットワークシステムをサイバー攻撃のリスクから防護する製品です。
OT環境など、通常時は閉鎖的な運用が行われているネットワークにおいても、メンテナンスや改修等を理由として、外部から持ち込まれたデバイスのアクセスが必要となるケースが存在します。その際、ネットワーク内部へ持ち込まれるデバイス（ノートパソコンなど）がマルウェア等の悪意あるファイルやプログラムに感染していると、デバイスを介してそれらの悪意あるファイル・プログラムが本来隔離されていたはずのネットワークに侵入し、サイバー攻撃の餌食になってしまいます。外部から持ち込まれるデバイスは保護したいネットワークの内部には一時的にしか存在せず、常時ネットワーク内にあるデバイスと同様のセキュリティ対策では対処することが困難です。
MetaDefender Driveを導入することで、外部から持ち込むデバイスを予め検査し、ネットワークシステムに害を及ぼすファイルやソフトウェアが含まれていないことを確認した上で利用することが可能になり、重要なシステムや情報などをサイバー攻撃の脅威の下に晒す危険性を大きく軽減することが可能です。

MetaDefender Driveは、ノートPCなどのネットワークに持ち込むデバイスの検査を行い、持ち込み先ネットワークのセキュアな運用の継続をサポートするセキュリティ専用機器です。持ち込みたいデバイスに対して当製品を差し込むことで、デバイス内部のファイルやディレクトリを複数のアンチウイルスエンジンでスキャンし、脅威の検出を行います。
スキャンによって脅威が検出された場合には、脅威を含むファイルを削除することが可能です。またバックアップ機能もあるため、スキャンを実行する前の状態や脅威を含むファイルを除去する前の状態に切り戻しを行うことも可能です。