SwiftWing Sirius NDR
SwiftWing Sirius NDR
5G IP系 試験・測定・監視・検証機Sirius Network Drive Recorder 10M ~ 100Gbps All Range Ethernet Network Drive Recorder
「神は細部に宿る」
SwiftWing Seriesは、2003年より当社で企画・開発・販売を行っている国産製品(東京大田区)です。
販売以来、20年以上の開発実績と国内外の数多くのお客様への導入、長期に亘る運用実績が御座います。
SwiftWing Sirius NDR は、現在一般的に利用が可能な 10Mbps ~ 100Gbps Ethernet(10M/100M/1G/10G/25G/40G/100G)の複数のメディアI/Fの同時キャプチャに対応した業界唯一のPCAP Recorderです(2024年1月現在 当社調べ)。
SwiftWing Sirius NDRは、取得トラフィックをPCAP形式でストレージに直接書き込みが可能な、ネットワークドライブレコーダーです。最大22.0PB(2024年10月現在)の大容量ストレージを装備し、長期間に亘り200Gbps以上のストリーム取得が可能です。今回、更なる稼働安定性及び今後のセキュリティリスクの回避を目的に、基本OSの変更、並びにソフトウエア・アーキテクチャの大幅な改修を実施しました。
従来4chであったキャプチャのチャンネル数は8chに倍増しました。これは、キャプチャ時に各チャンネルで取得したパケットを、最大8つのPCAPファイルに個別かつ非同期で保存可能な事を意味します。
各チャンネルはメディアI/F上に実装された複数の物理ポートに割当可能です。最大構成(10G/25Gx16ポート)の場合は、全二重8ch(各チャンネルに2つの物理ポートを割当)のキャプチャ構成が可能です。
また、此等は複数のユーザに個別のアクセス権を与えて使用する事が出来る為、各ユーザはあたかも個別に独立したキャプチャシステムを占有している感覚で操作可能です。
キャプチャI/Fは現在、10M~10Gbps、10G~100Gbpsをラインアップ。これに20Gbps~200Gbps超のキャプチャスピードに対応した各種筐体を任意に選択し構成可能なフルチョイスシステムを採用しています。これは、用途的に100Gbps等の高速メディアI/Fが必要であるものの、現在はそれ程トラフィックレートが高くない場合、低速の筐体を選択する事で、イニシャルコストの低減を図れるメリットが有ります。また将来、高速のトラフィック環境下での使用が必要になった場合は、それまでの資源を有効に活用したアップグレードパスが提供される為、投資効果を効率的かつ長期的に持続可能です。
ご好評を頂いているユーザインターフェースは、直感的かつ簡易な操作が可能なWebGUIを採用。キャプチャ設定、リプレイ設定、取得パケットの参照及びダウンロード、統計・解析情報等、各機能は統一されたWebGUIを介したシームレスの運用が可能です。
また、キャプチャを開始後、直ちにPCAPファイルが指定時間単位で作成(ファイル容量単位も可)される為、内蔵のWireSharkやハイパーバイザー上に実装された任意のアプリケーション(オプション。PortableCompact/Super Lightは除く)から、それらをオンタイムで利用可能です。
デュアルメディアI/F対応 マルチユーザー・マルチチャンネル・マルチポートアサイン機能
キャプチャチャンネルはユーザ設定により、最大8chまで任意に構成が可能です。各チャンネルは独立して動作可能で有り、同期・非同期を問わず、最大8つのPCAPファイルの同時生成が可能です。
各チャンネルは、複数のメディアインターフェースに存在する複数のポートを任意に割り当てる事ができます。これらのポートから取得されたパケットは、完全に同一なタイムスタンプを持つため、遅延測定等で必要な複数のDUT間に跨がったパケットの解析に威力を発揮します。
現在、メディアインターフェースは2つまで実装できます(※)。100G-A2/A3メディアインターフェースを2つ実装した場合は、1筐体辺り最大16個の10/25Gbpsポートの構成が可能です。
※本構成では 10G-B1 と 100G-A3 メディアI/Fを実装し1筐体で 10M/100M/1G/10G/25G/40G/100G の各メディアレートでキャプチャが可能です
チャンネル間排他制御機能
キャプチャ、キャプチャファイルのダウンロード、ポストフィルタ等、主要機能の実施権限をチャンネル単位で割り当て可能です。グループごとに同一筐体のリソースを物理ポート単位で管理する事が可能となり、複数のユーザが1つの筐体を複数の独立したキャプチャシステムとして使用する事ができます。
右図の様に、グループAに属するユーザは物理ポート1及び2(チャンネル1)へのアクセスのみを許可し、グループBに属するユーザは物理ポート3及び4(チャンネル2)へのアクセスのみを許可します。同時に、グループCに属するユーザはチャンネル1及びチャンネル2の両方へのアクセスを許可する設定が実現できます。
また、各グループに対して各種権限を柔軟に割当てる事もできます。
ロングターム・マルチポートパケットリプレイ機能
PCAPに記録されたタイムスタンプを忠実に反映したリプレイが可能。リプレイ可能なPCAPファイルは、Siriusでキャプチャしたファイルはもちろん、ユーザが任意にアップロードしたファイルにも対応。 |
|
マルチポートでのリプレイに対応し、最大8ポートまで同時にリプレイ可能。 |
|
使用例
各インターフェースカードに1ポートずつリプレイ設定をすることで、高精度のタイムスタンプでのリプレイが可能となり、SMPTE ST 2022-7のHitless検証が可能です。
簡単且つ柔軟性の高いフィルタ機能
Siriusはプレフィルタとポストフィルタの2種類のフィルタを装備。プレフィルタ、ポストフィルタ共に、IPアドレスなど各レイヤのプロトコルヘッダに存在するパラメータだけで無く、アプリケーションペイロード内の複数箇所で任意の値に対して適用可能。
プレフィルタは、MacアドレスやIPv4/IPv6アドレス、プロトコルタイプ、TCP/UDPポート番号などの基本的なフィルタに加え、パケットの任意のオフセットに対して任意の値(Hex, Bit)を適用することが可能です。
また、本機能を有効にしてもキャプチャパフォーマンスには影響を与えません。プレフィルタは、キャプチャ実行時だけはなく実行中でも、任意のフィルタに変更やフィルタ設定を簡単に解除することが出来ます。
プレフィルタで設定可能なフィルタ条件
1. Macアドレス、Ethernetタイプ、VLAN、IPv4/IPv6アドレス、TCP/UDPポート番号
2. フレーム長 – 64 ~ 10,000 Bytes まで選択可能
3. プロトコル
• Layer2 : ETHERNETⅡ、LLC、SNAP、RAW
• Layer3 : IPv4、IPv6、IPX、IPv4 IPPROTO、IPv6 NEXT HEADER
• Layer4 : IPv4 ICMP、IPv6 ICMP
• Other : JUMBO、BROADCAST、MULTICAST、MPLS、
L3 NOT RECOGNISED、L4 NOT RECOGNISED、ISL、VLAN
4. エラータイプ
CRC、RUNT、Oversize、Fragment、Jabber、IP Checksum、TCP Checksum、
UDP Checksum
5. ダイナミックオフセット
パケット内に任意のオフセット値を指定して、オフセットから最大64bytesの範囲を
フィルタ条件として指定可能
ポストフィルタは、キャプチャ中またはキャプチャ終了後にインデックスファイルを用いて、保存されたパケットから所望のパケットを抽出する機能です。
インデックスファイル作成時にしていされたフィールドをキーとして、所望のパケットを抽出して新たなPCAPファイルを作成する事が出来ます。またそれらは、Web GUI/FTP等を用いて外部にダウンロードすることもできます。
ポストフィルタで設定可能なフィルタ条件
- MACアドレス
- イーサネットタイプ
- FCS
- VLAN 1, VLAN 2
- IPv4アドレス
- プロトコル(IPヘッダ内)
- IPv4チェックサム
- IPv4ID及びフラグ
- チェックサム (TCP/UDP/SCTP)
- ポート (TCP/UDP/SCTP)
- ユニバーサルフィルタ(最大3つ)
-
GREインナー(MACアドレス、イーサネットタイプ、IPアドレス、
IPプロトコル、TCP/UDPポート) - GTP-U インナーパケット(IPアドレス、ロトコル、ポート番号)
ラダービュー表示
ポストフィルタ実行後の結果に対して、ラダービュー表示が可能です。
これにより、ポストフィルタで抽出したフローを視覚的にわかりやすく把握できます。
ラダービューを活用することで、特定の通信パターンや異常なトラフィックの迅速な
確認が可能になります。
オフライン解析機能
2つのチャンネル間でノード・アプリケーション解析の結果を比較表示します。
チャンネル間でアプリケーションプロトコルやIPv4アドレス別通信量を比較することで、トラフィック内容の比較を容易にします。
2つのチャンネル間でポストフィルタを同時に実行し、パケットデータの抽出、およびマージしたPCAPファイルのエクスポートが可能です。
各パケットヘッダにチャンネル情報が付加されるため、異なるチャンネルで取得したパケットデータをマージ後もどちらのチャンネルで取得されたかを把握可能となります。
通信経路の異なる2箇所から取得したトラフィックをそれぞれのチャンネルに転送し、チャンネル間の差分を計測することで、遅延・ジッタ・パケットロスの情報を提供します。
これらの解析機能を活用することで、ネットワークの品質に関する詳細なデータを取得し、問題の早期発見や効果的な改善策の立案に役立てることができます。
リアルタイム解析機能
- キャプチャ中のパケット群のフルデコードを、Web GUIを介して表示可能。
- GUI上でデコード期間を指定する事により、デコード範囲を指定可能。また、指定パケットのソケット(IPペア、プロトコル、ポートペア)をワンタッチで設定可能なため、フロー抽出を即座に実施可能。
- 本機能を使用した際のキャプチャパフォーマンスへの影響は、皆無。
- 抽出したパケットは個別にPCAPファイル化が可能。
500マイクロ秒毎にスループット情報を集計、記録。スループットに閾値を設定し、それを超えた際にアラートSNMP
Trap/Syslog/Eventログ)を発生可能。また、それらが含まれるPCAPファイルを明示し上書き禁止処理を実施可能です。
- キャプチャとの同時使用が可能
- 秒間2000レコードのスループット統計データを記録(500マイクロ秒毎)
- 7日分の統計データを保存可能
- CSV形式での統計データ書出しに対応
- 閾値(トラフィックレート、検値数vs検知時間)設定によるアラート通知(イベントログSNMPトラップ)及び発生時のpcapファイルのフラグ(上書き禁止)付け機能
キャプチャトラフィックのアプリケーション別通信量グラフ及びIPv4アドレスペア別通信量を解析し、グラフ表示する機能です。
本機能を使用することで、キャプチャトラフィックの状況をアプリケーション別やIPv4アドレスペア別に解析可能です。
また、アプリケーション解析は、任意のL4プロトコルのポート番号を最大15種類指定可能であり、所望のアプリケーションの動向をリアルタイムで確認出来ます。
更に、それらの解析画面から所望のアプリケーションをマウスでクリックするだけで、該当パケットの抽出することも出来ます。(ポストフィルタインデックス有効時)
尚、アプリケーションのサンプルプロファイルとして、以下も用意致しました。
・Default(エンタープライズネットワーク)
・データセンタ ネットワーク
・モバイル/テレコム ネットワーク
・証券/金融/銀行/債権 ネットワーク
トラフィックの概要把握やバーストが発生した場合の原因特定のために威力を発揮します。
ダイナミックパケットアラート機能
ダイナミックパケットアラート機能は、ユーザが任意に設定した条件に合致したパケットを検出した際、 SNMP Trap/Syslog/メールを用いてその事象を通知する機能です。
この機能を使用することで、ごく稀に発生するパケットが出現した際に、直ちにユーザへ通知を行う同時に、その前後のパケットを指定時間自動的に保持する事が可能となります。これらは、当該事象発生のプロセス解明に有効な手段となります。
パケットの検出条件は、プレフィルタと同様、各プロトコルヘッダ及びペイロード中の任意の値に対して適用可能であり、非常に柔軟な定義が可能です。
Low/High トラフィックアラート機能
トラフィックが指定した流量以下及び以上となった場合にアラートを発する機能です。アラートは、SNMP
Trap/リモートシスログ/メールにて管理者へ通知可能です。トラフィック流量の単位は、ビット/秒(bps)とパケット/秒(PPS)から選択できます。ネットワークが定常状態から逸脱した際、直ちに検知し警告を発することが出来ます。
直感的且つ簡易な操作を実現するWeb GUI
ダッシュボードは、システムの情報・ポートのリンク状態・パケットトラフィックの有無・SNMPトラップの受信/送信等のイベント情報を一括で表示します。また、キャプチャ停止中は直近のキャプチャサマリを、キャプチャ中はリアルタイム統計情報を切り替えて表示します。
キャプチャ設定等、主要設定項目のディフォルト構成を指定可能です。
"PCAP to Disk"
キャプチャを開始した瞬間から、PCAPファイルを指定した時間/ファイル長単位で生成し、キャプチャ状況や統計情報をリアルタイムで提供。また、キャプチャを停止することなく、ポストフィルタ/内臓のWireshark/ハイパーバイザ上のアプリケーションを用いたトラフィック解析が可能です。リアルタイムモニタでは、以下の内容を表示いたします。
- 各種エラーパケットカウンタ
- パケット長分布
- L2パケット種別
- L3カプセルパケット種別(IPv4,IPv6,VLAN,ユーザ定義)
- L4パケット種別(TCP,UDP,SCTP,ユーザ定義)
- 物理I/F別受信パケット量(byte/数)
ファイル分割保存機能
Sirius は取得されたパケットを指定した容量又は時間単位でPCAPファイル化し、保存します。
選択可能な分割ファイル容量
32MByte、64MByte、128MByte、256MByte、512MByte、1GByte、1.5GByte、2GByte、4GByte
選択可能な分割時間
1秒、5秒、10秒、15秒、30秒、1分、5分、10分、15分、30分、1時間
ファイルローテーション機能
Sirius NDRは、保存したキャプファイルが指定した保存容量に達した場合、自動的に最も古いファイルを削除するローテーション機能を有しています。
ローテーション機能はキャプチャストレージボリュームの使用率、又はファイル数で指定可能です。
本機能を用いる事で、切れ目の無い長時間の連続したパケットキャプチャを実現します。
ダイナミックオフセットに対応したパケットスライス機能
パケットスライス機能仕様例 : 78byte
Siriusは取得するパケットを、任意のサイズにスライスしてから保存することが可能です。
スライス開始位置は以下のバリエーションが存在し、カプセル化されたパケット等も簡単に意図した位置でのスライスが可能です。
指定範囲を超えたデータ部分は破棄される為、キャプチャストレージの容量を節約することが可能です。
適用範囲
64byte ~ 10,000byte
ダイナミックオフセットの種類
①Layer2ヘッダからのオフセット値を指定
②Layer3ヘッダからのオフセット値を指定
③Layer4ヘッダからのオフセット値を指定
④Layer4ペイロードからのオフセット値を指定
ダイナミックオフセットに対応したプレフィルタ機能
ダイナミックオフセット指定例 : UDP Source Port
Siriusのプレフィルタ機能には、カプセル化されたパケットの抽出等に有効なダイナミックオフセット機能(パターンフィルタ)を装備しています。
ダイナミックオフセットの種類は、前出のパケットスライス機能と同様となります。
外部アプリケーションとの高い親和性
Siriusで取得したパケットを直ちに任意のPCAPアプリケーションで使用可能。Siriusをアプライアンスベースとしての用途を広げるハイパーバイザオプションを用意しています。
また、ベースO/S上にWiresharkがインストールされている為、トラフィックフローを外部の端末に転送する事無く、Sirius上で即座に解析を行う事が可能です。
REST定義のAPIを提供
新たにREST定義のAPIを提供外部に接続された3rdパーティ製アプライアンス製品がWebサービスを介してSirius
NDRに保存されたキャプチャファイルにアクセス可能です。また、HTTPSを使用する事でそれらをセキュアに行う事も可能です。
外部機器との親和性がより向上し、計測/モニタソリューションを構築する観点で有効なインターフェースとなります。
- Webサービスを介したキャプチャ制御
- Webサービスを介したチャンネル統計情報の取得
- Webサービスを介したポストフィルタの制御
- Webサービスを介したディレクトリ及びファイル検索
- Webサービスを介したファイル転送
- Webサービスを介したファイル抽出(時間、ファイルサイズ)
- Webサービスを介したシステム設定項目の取得
リアルタイムネットワーク解析プローブ捕右衛門と連携
SiriusにDPI解析プローブ SwiftWing 捕右衛門 を導入可能(10G
I/F迄)。IPペア、プロトコル分布、TCP/HTTP遅延時間等をリアルタイムで解析。解析結果をポストフィルタと連携し、該当パケットをマウスクリックのみで抽出可能
SwiftWing 捕右衛門の詳細については <<こちら>>
その他の主な機能
- ポストフィルタの履歴及びメモ機能
- マルチユーザキャプチャセッション保持機能
- スタートオンキャプチャ機能
- 任意パケット検知及び通知機能
- フロー分濾キャプチャ機能
- SNMP、Syslog/Eventlog等各種監視・通知機能
- リモートアップグレード機能
- ファクトリリセット機能
- 電源状態監視機能(ラックマウント型のみ)
- RADIUS/LDAP等、各種ユーザー認証機能
- PTP/NTPクライアント機能及び外部PPS入/出力
- リアルタイムパケットデコード機能
- ユニバーサルポストフィルタ機能
- GTP-Uインナーパケットの解析機能/ポストフィルタ機能
- 重複パケット排除機能(条件選択:L2フレーム/L2ペイロード/L3ペイロード/L4ペイロード)
- トラフィックユーティリゼーションアラート機能
- エラーフレームアラート機能
- PCAPファイル出力時のパケットスライス機能
- マルチポート/マルチカードリプレイ機能
- 任意の時間帯におけるポストフィルタ用インデックスの作成機能
- リモートサポート機能
- ファイルカウントによるキャプチャの自動停止機能
- 権限のあるチャンネルのみステータス等の情報表示機能
- ユーザーグループ毎のシステムリソース割当機能(近日対応予定)
- キャプチャとリプレイの同時動作(近日対応予定)
Sirius NDRは、お客さまの環境に合わせた最適なシステムを提供するためにフルチョイスシステムを採用しています。
現在3種類のマルチレートに対応したメディアI/Fをラインアップし、各I/Fは任意のストレージユニット(Portable Compact / Portable M / Portable L / Rack Mount)と組み合わせた構成が可能です。
お客様のご要望(メディアI/F、ストレージ性能・容量、使用環境、必要機能等)に合わせた最適なシステムを提供可能です。
メディアI/Fとして、100Gbps等の高速I/Fが必要なものの、現在はトラフィックレートが低い場合、当初それに見合ったストレージユニットを採用し、後日トラフィックレートが増加した場合、ストレージユニットの増設や構成部品の変更を行いキャプチャパフォーマンスの向上が可能です。
19inch Rack Mount
据え置き型筐体は、 1U / 2U / 4U / 4U(MultiBox) をラインアップしています。
ストレージパフォーマンス(PCAP to Disk)は、20Gbps(1U) ~ 200Gbps(Type 5L以上)となり、各メディアI/Fと共に用途に合わせた任意選択の組み合わせが可能です(一部制限有)。
ストレージ容量は、5TB(1U)~最大22.0PB(Type 11LX)迄の構成が可能。
また、標準でRAID5/50/60のストレージ構成を採用していますが、ご希望により、運用性をより高めたホットスペア構成が可能です。
Sirius Portable M / Portable L
Sirius Portable M/Portable Lはフィールドユースに優れた、ヘビーデューティー仕様の筐体です。
Portable Mでは最高55Gbps、Portable Lでは最高210Gbpsのストレージパフォーマンスを有しています。
ストレージサイズは、15TB~960TB(何れも物理容量)が選択可能。また、標準でRAID50(またはRAID60)のストレージ構成が採用されています。
製品には、移動に便利な4ホイール付きキャリングケースが添付されています。
Sirius Portable Compact
Sirius Portable Compactは従来型に比べ、連続キャプチャパフォーマンスはRAID5環境下で25Gbps/50Gbps/80Gbpsと大幅な向上を実現しました。
電源内蔵型の筐体は付属のモニタ・キーボードマウスを接続することで、完全なスタンドアロンソリューションとして使用する事が出来ます。
機材一式を納める事が出来るキャリングバッグ(オプションで4ホイールハードケースも選択可)を備え、出張や現場を移動して使用する環境で威力を発揮します。
10Mbps ~ 100Gbps 全てのEthernet(10M/100M/1G/10G/25G/40G/100G)メディアをラインアップ。
各メディアI/Fはマルチレート対応。またデュアルアダプタ構成を実現(Portable Compact/1U筐体を除く)し、10G-A2(orB1)と100G-A2/100G-A3メディアI/Fで構成した場合は、一台の筐体で上記全てのメディアスピードでのキャプチャが可能です。
10G-A2 マルチレートメディアI/F | ||
---|---|---|
対応メディアモジュール | SFP/SFP+ | |
ポート数 | 2 | |
対応レート | 10Mbps : 10Base-T 100Mbps : 100Base-TX 1Gbps : 1000BASE-SX/-LX/-T 10Gbps : 10Gbase-SR/-LR/-T |
10G-B1 マルチレートメディアI/F | ||
---|---|---|
対応メディアモジュール | SFP/SFP+ | |
ポート数 | 4 | |
対応レート | 10Mbps : 10Base-T 100Mbps : 100Base-TX 1Gbps : 1000BASE-SX/-LX/-T 10Gbps : 10Gbase-SR/-LR/-T |
100G-A2/100G-A3 マルチレートメディアI/F | ||
---|---|---|
対応メディアモジュール | QSFP28/QSFP+ | |
ポート数 | 2 (10/25G I/Fモード選択時は最大8ポート) | |
対応レート | 10Gbps : 10Gbase-SR/-LR/-T 25Gbps : 25Gbase-SR/-LR/-CR (RS-FEC対応) 40Gbps : 40Gbase-SR4/LR4/-CR4 100Gbps : 100Gbase-SR4/-LR4/-PSM4/-CLR4/-CR4/-ER4 (RS-FEC対応) |
ラックサイズ | 1U | ||
---|---|---|---|
型式 | NDR-1US-2XG-A8-8T/-16T/-32T | NDR-1USS2-4XG-B6-5T/-10T/-20T | NDR-1USS2-200Gi-B10-10T/-20T/-40T |
メディアI/F |
型式 : 10G-A2 x1(2XG)
|
型式 : 10G-B1 x1(4XG)
|
型式 : 100G-A2 x1(200Gi)
|
サイズ | w490 x h43 x d650 (mm) | ||
重量 | 17 kg | 18 kg | 20 kg |
CPU | Intel Multicore Dual CPU | ||
メモリ | 標準128GB (最大2TBまで拡張可能) | ||
キャプチャストレージ | 8 / 16 / 32 TB(SSD) | 5 / 10 / 20 TB(高速SSD) | 10 / 20 / 40 TB(高速SSD) |
キャプチャストレージパフォーマンス | RAID5構成時:20 Gbps (10G x 2 ラインレート構成可) |
RAID5構成時:55 Gbps (10G x 4 ラインレート構成可) |
RAID5構成時:80 Gbps (10G x 8, 25G x 2, 40G x2 ラインレート構成可) |
RAID | RAID5 / RAID6, OSドライブ RAID1 |
||
タイムスタンプ分解能 | 3.2 ns | ||
タイムスタンプ確度 | 20 ns 未満 外部同期用PPSインタフェース装備 |
||
キャプチャ可能サイズ | 64 ~ 10000 Byte | ||
電源 | 700W(@100-140V)/750W(@180-240V) (1 + 1) Redundant | ||
インタフェース | USB 3.0 Type-A ポート x6、VGAポート x1 | ||
付属品 | - | ||
上記は構成例となります。任意の筐体(ストレージ容量)、複数の任意のメディアI/Fを自由に組み合わせたシステム構成が可能です。詳しくは、担当営業までお気軽にお問い合わせ願います。 |
モデル | Portable Super Light | ||
---|---|---|---|
型式 | NDR-PS1SN1-2XG-A4-6T/-12T/-24T | ||
メディアI/F | 型式 : 10G-A2 x1(2XG)
|
||
サイズ | w 264 x h 66 x d 226 (mm) | ||
重量 | 約3 kg (別途:AC電源約1kg) | ||
CPU | Intel Multicore Single CPU | ||
メモリ | 64GB | ||
キャプチャストレージ(TB) | 6 / 12 / 24 TB | ||
キャプチャストレージパフォーマンス | 20 Gbps (RAID5構成時) | ||
RAID | RAID5 / RAID6 | ||
タイムスタンプ分解能 | 3.2 ns | ||
タイムスタンプ確度 | 20 ns 未満 外部同期用PPSインタフェース装備 |
||
キャプチャ可能サイズ | 64 ~ 10000 Byte | ||
電源 | 12V DC 150W | ||
インタフェース | USB 3.0 Type-A ポート x2、VGAポート x1 | ||
付属品 | - |
|
|
上記は構成例となります。任意の筐体(ストレージ容量)、複数の任意のメディアI/Fを自由に組み合わせたシステム構成が可能です。詳しくは、担当営業までお気軽にお問い合わせ願います。 |
|
||
---|---|---|
モデル | Portable Compact | |
型式 | NDR-PC2SS2-2XG/4XGi/200Gi-B4-7.5T/-15T | NDR-PC2SS2-200/400Gi-B8-15T/-30T |
メディアI/F | 型式 : 10G-A2 x1(2XG) / 10G-B1 x1(4XGi)
|
型式 : 100G-A2 x1(200Gi)/x2(400Gi)
|
サイズ | w155 x h266(+49*) x d315 (mm) (*)持ち運び用ノブ装着時 |
|
重量 | 7.5/8 kg (AC電源内蔵) | |
CPU | Intel Multicore Single CPU | |
メモリ | 128GB | |
キャプチャストレージ(TB) | 7.5 / 15 TB | 15 /30 TB (最大240TBまで構成可能) |
キャプチャストレージパフォーマンス | 35 Gbps (25Gx1 ラインレート構成可) (RAID5構成時) |
80 Gbps (25Gx3, 40Gx2 ラインレート構成可) (RAID50構成時) |
RAID | RAID5 / RAID6 | RAID50 / RAID60 |
タイムスタンプ分解能 | 3.2 ns | |
タイムスタンプ確度 | 20 ns 未満 外部同期用PPSインタフェース装備 |
|
キャプチャ可能サイズ | 64 ~ 10000 Byte | |
電源 | 750W(@100-240V) | |
インタフェース | USB 3.0 Type-A ポート x2、USB 2.0 Type-A ポート x2、VGAポート x1 | |
付属品 |
キャリングバッグ、USBマウス、モバイルディスプレイ、小型USBキーボード |
|
上記は構成例となります。任意の筐体(ストレージ容量)、複数の任意のメディアI/Fを自由に組み合わせたシステム構成が可能です。詳しくは、担当営業までお気軽にお問い合わせ願います。 |
モデル | Portable M | |
---|---|---|
型式 | NDR-PA2-240Gi-B16-16T/-32T | NDR-PA2SS1-200Gi/400Gi-B16-15T/-30T/-60T |
メディアI/F |
|
型式 : 100G-A3 x1(200Gi) / 100G-A3 x2(400Gi)
|
サイズ | w436 x h329 x d185 (mm) | |
重量 | 15 kg | |
CPU | Intel Multicore Dual CPU | |
メモリ | 標準128GB (最大2TBまで拡張可能) | |
キャプチャストレージ | 16 / 32 TB(SSD) (最大64TBまで構成可) |
15 / 30 / 60 TB(高速SSD) (最大500TBまで構成可) |
キャプチャストレージパフォーマンス | 40 Gbps (25Gx1 ラインレート構成可) (RAID50構成時) |
55 Gbps (25Gx2 ラインレート構成可) (RAID50構成時) |
RAID | RAID50 /RAID60(ホットスペア構成可) | |
タイムスタンプ分解能 | 3.2 ns | |
タイムスタンプ確度 | 20 ns 未満 外部同期用PPSインタフェース装備 |
|
キャプチャ可能サイズ | 64 ~ 10000 Byte | |
電源 | 600-680W(@100-240V) | |
インタフェース | USB 2.0 Type-A ポート x2 | |
付属品 |
ホイール付きキャリングケース、USBマウス |
|
上記は構成例となります。任意の筐体(ストレージ容量)、複数の任意のメディアI/Fを自由に組み合わせたシステム構成が可能です。詳しくは、担当営業までお気軽にお問い合わせ願います。 |
モデル | Portable L | |
---|---|---|
型式 | NDR-PL2SS2-240Gi-C32-60T/-120T/-240T/-480T/-980T | NDR-PL2SS2-200/400Gi-C32-60T/-120T/-240T/-480T/-980T |
メディアI/F | 型式 : 100G-A3 x1 + 10G-B1 x1 (240Gi)
|
型式 : 100G-A3 x 1(200Gi) / 100G-A3 x 2(400Gi) 仕様 : QSFP28/QSFP+ x 2 or 4 10Gbase-SR/-LR/-T(※) 25Gbase-SR/-LR/-CR(※) 40Gbase-SR4/-LR4/-CR4 100Gbase-SR4/-LR4/-PSM4/-CLR4/-CR4/-ER4 (※)ブレイクアウトケーブルを用いた場合、10/25GBase-SR/-LRは 最大8ポート(200Gi)/16ポート(400Gi)の構成が可能 |
サイズ | w420 x h425 x d250 (mm) | |
重量 | 24 kg | |
CPU | Intel Multicore Dual CPU | |
メモリ | 標準256GB (最大4TBまで拡張可能) | |
キャプチャストレージ | 60 / 120 / 240 / 480 / 980 TB(高速SSD) | |
キャプチャストレージパフォーマンス | 210 Gbps以上 (10Gx16, 25Gx8, 40Gx4, 100Gx2 ラインレート構成可) (RAID50/RAID60構成時) |
|
RAID | RAID50 / RAID60(ホットスペア構成可) OSドライブ RAID1 |
|
タイムスタンプ分解能 | 3.2 ns | |
タイムスタンプ確度 | 20 ns 未満 外部同期用PPSインタフェース装備 |
|
キャプチャ可能サイズ | 64 ~ 10000 Byte | |
電源 | 1400W(@100-240V) | |
インタフェース | USB 3.0 Type-A ポート x4、USB 2.0 Type-A ポート x2 | |
付属品 |
ホイール付きキャリングケース、USBマウス |
|
上記は構成例となります。任意の筐体(ストレージ容量)、複数の任意のメディアI/Fを自由に組み合わせたシステム構成が可能です。詳しくは、担当営業までお気軽にお問い合わせ願います。 |
4ホイール付きハードキャリングケース (オプション) |
---|
Portable Compact / Portable M / Portable L |
技術運用本部:前田 隆信 氏
"SwiftWing Siriusは、24時間365日、大容量のトラフィックを安定してキャプチャする能力を持っています。
この製品を導入したことで、障害発生時の詳細な解析が容易になり、ネットワークの品質改善に大いに役立っています。
他の製品に比べて安価でありながら、非常に高品質なソリューションを提供してくれる点も大変満足しています。
加えて、SwiftWing Siriusの導入により、アプリケーション側でのログ出力が不要となり、これによりアプリケーションの
性能を向上させつつ、コスト抑制にも寄与しています。
また、日頃の機器操作や増設など様々な場面で気軽に相談でき、迅速かつ丁寧な対応をしていただいております。
今後も引き続き、SwiftWing Siriusを利用していきたいと考えております。"
JCOM株式会社
JCOM株式会社は、本社を東京に置く日本の大手ケーブルテレビ運営企業です。全国の個人および法人のお客さまに、
豊富なテレビのチャンネルラインナップ、高速インターネット、ケーブル電話サービスなどを提供しています。
Infrastructure部門:Johan Roggenbuck 氏
"SwiftWing Siriusは最高レベルの長期運用可能なシステムとして選択されています。3年以上の間、24/7の継続的な
運用の中で我々はネットワークパケットの見逃しやドロップは一度も目にしていません。
PPSやPTP等の正確なタイムソースを用いたネットワークパケットへのタイムスタンプの打刻も完璧に動作しています。"
SEB(Skandinaviska Enskilda Banken)
SEBはスウェーデン・ストックホルムに本社を置く北欧を代表する金融サービスグループであり、スウェーデンとバルト
三国では、幅広い金融サービスとアドバイスを提供しています。
デンマーク、フィンランド、ノルウェー、ドイツ、英国では、企業や機関向けのフルサービスコンセプトに基づいた法人
ビジネスと投資銀行業務を行っています。
BT Netec Services Edinburgh ETC部門:John McLaren 氏
”SwiftWing Siriusは当社のビジネスニーズに即しています。SwiftWing Siriusは我々が求める素晴らしいパフォーマンスと
優れた価値をもたらしてくれました。”
BT Group
BTグループは、イギリス・ロンドンに本社を置く電気通信およびネットワークプロバイダーです。固定および移動通信と
関連する安全なデジタル製品、ソリューションおよびサービスを提供しています。
また、マネージド通信、セキュリティ、ネットワークおよび情報技術(IT)インフラストラクチャサービスを約180か国
の顧客に提供しています。